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検証ユニット方式

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企業における、IT化を導入する際のプロセス

企業におけるIT化は、一般的には下記の図のようなプロセスがスタンダードとされています。ところが、こういうモデルは、どうも規模の小さい会社にはなじまないのです。どうしてでしょうか?その理由は--、

スタンダードなIT化プロセス図

理由その1
目の前の課題解決が強く求められているにもかかわらずプロセスが長い。順調に進んでも1年かかる。
理由その2
各種企画書、DFD等の書面による成果物は、作業の労苦ほどには期待されておらず、読まれないし、理解もされない。
理由その3
複数のIT業者が協力しあわないといけないケースが多いのに、その部分のガイドラインがないのでプロジェクト全体をコントロールできる者がいない。
理由その4
報酬の目安となるガイドラインがなく、肝心の契約時に他と比較する術を持たない経営者が不信感を抱きやすい。

といった事情があるためです。そこで、やっぱり小さい会社には小さい会社なりの、その規模に応じた最適な導入プロセスというものが必要となるわけです。

企業におけるIT化を導入する際のプロセス

MAIDOフォーラムが提唱する「検証ユニット方式」では、下記のプロセスを、くるくると回転するユニット(下図)にまとめ、それを超短期でまず1回転させ、まず目の前の問題をかたづけてしまいます。

検証ユニット方式の図

この時点でユーザー企業は、最小のコストでとりあえずの成果を確認することができるわけです。目先の問題も解決できないようでは、そんな頼りないシステムにはお金をかけるわけにはいきません。とりあえず1回転めで成功イメージが感じられたら、次のステップに進んだらいいのです。

2回転めでは、もう少し対象業務の範囲を広げ、もっと大きな成果が確認できるようにします。3回転めも4回転めも同様にして対象業務を広げながら(上図)、だんだんと基幹業務の統合化をはかっていきます。

ここで重要なのは、あとで必ず全体最適にもとづいた経営戦略との整合性がとれるように、着地点からさかのぼって最初の一歩を決めるというコーディネート上の技量ですね。なんでもかんでも目先の問題をかたづけたらいいというものではありませんからね。

まず、小さな投資で小さなサクセス。成果を実感してコストパフォーマンスに満足しながら一歩ずつ確実に前進していく‥‥。なるほど理想的な手順ですよね。これが理想的なことは誰だってわかることなんです。でも、それを実現可能にする「しくみ」がなかなか見つからないから日本中のスモールカンパニーが苦しんでいるんですよね。

さて、実は、この「検証ユニット方式」を実現するために最適の「しくみ」が実はあるのです。導入ステップを小分けしてリスク分散を図りつつも、ゴールはちゃんと全体最適を考えてあるという素晴らしい「しくみ」です。それが次にご紹介する「基幹業務ASP」なんです。

※一般的な導入プロセスを超短期で何度も回転させるユニークな「検証ユニット方式。そこへさらに、MAIDOフォーラムでは、このユニット内のプロセスを逆順に回転させると、さらに成功の確率が上がることを検証しています。

検証ユニット方式の図

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